教育目標と三つの方針




教育の特色
医療福祉学科 への名称変更
本学医療福祉学科では、これまで高度化・多様化する福祉のニーズに対応できる福祉マインドを持った人材を社会に輩出してまいりました。
その中で、地域から、福祉分野の就職先について医療機関を希望する声があり、平成21年からは精神保健福祉士の養成を加え、福祉施設を始め、医療機関にも活躍の場を広げる環境を整備してまいりました。 近年は、病院などの医療機関に就職し、医療ソーシャルワーカーや精神保健福祉士として活躍する卒業生も数多く見られるようになりました。
令和2年4月「福祉学科」を「医療福祉学科」と名称変更することで、本学の使命・目的にある保健・医療・福祉領域を担う人材養成を高校生や社会に明確に示すことができることから、本学科の教育の特色と強みを明確化するために、学科名称を変更いたしました。
1.「医療福祉コース」で福祉人材の育成を強化
近年、医療福祉学科の卒業生は福祉関連施設のみならず、病院などの医療機関で、医療ソーシャルワーカーや精神保健福祉士として活躍しています。このことから、福祉専門職コースを「医療福祉コース」へ名称変更し、学生の将来の可能性を広げるため、より幅広い分野の資格取得を支援する体制を整えます。
2.秋田キャンパスで「医療ソーシャルワーカー(MSW)」「社会福祉士」を目指せる
秋田市のノースアジア大学敷地内にある秋田キャンパスでは、公務員採用試験に向けた指導のほかに「社会福祉士国家試験」の受験資格を取得できる環境を整備。従来通りノースアジア大学・秋田栄養短期大学の授業も単位互換制度を利用して履修できるほか、多彩な授業(講義・演習・実習・メディア授業・アクティブラーニング等)が受講できます。
3.医療を中心にした幅広い資格取得・就職の支援体制が充実
従来までの3福祉士(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士)以外に、公務員や民間企業、各種団体等への幅広い就職を支援するため、保育士、福祉住環境コーディネーターなどの資格取得講座も開講しています。また、本学は開学以来就職率100%を達成しており、きめ細かな就職支援体制も充実しています。
医療福祉学科 コース紹介
医療福祉コース
専門科目全般と各種講座を中心とした学習をします。なお、秋田キャンパスではノースアジア大学や秋田栄養短期大学の授業履修も可能です。
■ 卒業後の進路例
病院、保健所、障害者支援施設、社会福祉協議会、福祉事務所、学校、児童福祉施設(保育所含む)、放課後等デイサービス、児童養護施設など
■ 目指せる資格取得例
![]() |
![]() |
|
社会福祉士 |
精神保健福祉士 |
|
■ 履修科目例
医学概論、精神医学、保健医療論、医療と福祉のマネジメント、心理学、児童・家庭福祉論、ソーシャルワークの基盤と専門職、障害者福祉論、コミュニケーション技術など
行政企業コース
基礎教養科目や共通基盤科目、各種講座を中心とした学習をします。なお、社会福祉士関連科目は専門科目を受講でき、秋田キャンパスではノースアジア大学や秋田栄養短期大学の授業履修も可能です。
■ 卒業後の進路例
国家/地方公務員、民間企業、各種団体、非営利法人など
■ 目指せる資格取得例
![]() |
![]() |
![]() |
国家公務員 |
福祉住環境コーディネーター |
初級障がい者スポーツ指導員 |
■ 履修科目例
組織論、行政法、福祉経営論、権利擁護と成年後見、都市政策論、栄養学、運動生理学、公務員セミナー、判断/数的推理など
コース区分と取得可能資格
資格/コース・地域 |
大館 | 秋田 | ||
医療福祉 | 行政企業 | 医療福祉 | 行政企業 | |
社会福祉士 |
〇 |
〇 |
||
精神保健福祉士 |
〇 |
|||
介護福祉士 |
〇 |
|||
保育士(筆記・実技試験対策) |
〇 |
〇 |
||
福祉住環境コーディネーター |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
初級障がい者スポーツ指導員 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
社会福祉主事(任用) |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
心理判定員(任用) |
〇 |
〇 |
||
児童福祉司(任用) |
〇 |
〇 |
||
児童指導員(任用) |
〇 |
〇 |
||
身体障害者福祉司(任用) |
〇 |
〇 |
||
知的障害者福祉司(任用) |
〇 |
〇 |
||
国家/地方公務員 |
〇 |
〇 |
||
地方公務員(福祉職) |
〇 |
〇 |
キャンパス紹介
医療福祉学科には、本学(大館市)と秋田キャンパス(秋田市)があります。どちらのキャンパスも「医療福祉コース」「行政企業コース」があり、在学期間中はキャンパスの変更も可能です(※希望取得資格によっては、所属キャンパスに制限があります。詳しくは上記「コース区分と取得可能資格」を参照ください。)。
〈秋田キャンパス〉
詳しくはこちらをクリック(本学(大館市)と秋田キャンパス(秋田市)の両方をご覧いただけます)
福祉行政研究室
福祉系の難関公務員を目指します。
福祉行政研究室について
毎年度10月に実施する試験(福祉行政研究室の入室試験)に合格した学生のみが入室できます。公務員試験は社会福祉士国家試験対策科目の受講がそのまま公務員専門試験の対策になります。ただし、国家試験は4年次終了前の1月ですが、公務員試験は4年次進級したばかりの5月または6月です。 従って、公務員試験に合格するためには、実質3年次終了までに、公務員試験(専門試験)対策として国家試験合格レベルの実力を養成する必要があります。また、一般教養試験対策も別途必要になります。 福祉行政研究室では、この辺に重点をおいた指導を行い、通常の講義と公務員試験の橋渡しを行います。
過去の就職実績(抜粋)
・秋田県庁 ・青森県庁 ・岩手県庁 ・大館市役所 ・五所川原市役所 ・大鰐町役場 など
卒業後に就ける職業
在宅型ソーシャルワーカー
デイサービスセンター、地域包括支援センターなどで、在宅で介護を受ける高齢者や障害者とその家族に対し、個々の事情に応じた相談援助・情報提供などを通じて支援を行います。
生活施設型ソーシャルワーカー
特別養護老人ホーム、障害者支援施設、児童養護施設など、障害のあるお年寄り、障害児・者、保護者の保護が受けられない子どもなど、さまざまな支援を必要とする人が生活する施設において、生活指導、相談援助などを行います。
医療型ソーシャルワーカー
病院や医療法人などにおいて、患者や家族の療養面や経済面などのさまざまな相談を受け、よりよい療養生活ができるよう問題解決を援助。医療と福祉をつなぐ仕事をします。
公務員型ソーシャルワーカー
福祉事務所や児童相談所など福祉に関する公的機関において、困窮している人や保護が必要な児童、母子、お年寄り、障害のある人などに対する相談援助を行います。
在宅型ケアワーカー
訪問介護や訪問入浴などの在宅介護サービスを受ける人に対して、食事や排せつ、衣服の着脱などの日常生活のケアを行うほか、家族に対しては相談にのったり、介護方法の指導をするなど幅広く活動します。
生活施設型ケアワーカー
指定介護老人福祉施設、障害者支援施設、重度心身障害児施設、救護施設など、お年寄りや心身に障害のある人や児童が生活する施設において、日常生活全般のケアや日々の健康管理を行います。
コミュニティーワーカー
住民が主体となって地域福祉活動を進めていく組織である社会福祉協議会で、募金やボランティア活動の推進、福祉サービスの充実など、地域の実情に合わせた福祉活動を住民とともに展開します。